アジアを生きる東京人の備忘録

アジアを生き、地球を旅する。割り込まれても。痰をはかれても。ボラれても。全く見当違いの道を教えられても。白人から売春婦と間違われても。強く生きる。

タイで食あたりや下痢になった場合の三種の神器の薬

何度も渡タイしているのだから、もういい加減に免疫くらい出来てもいいのではないかと恨んではみるものの、毎度毎度究極の下痢に見舞われるデリケートなお尻の持ち主Emiseです、こんにちは。下ネタの苦手な方は、どうぞこのまま別のページへ飛んでください、いまなら間に合います。

私は通常どこの国に行ってもお腹の調子が悪くなることなど全くないのですが、タイだけは必ずといっていいほど強烈な「エキジョウのゲリ」に見舞われます。

正直に告白しますと、プーケットの街中を歩いていて、突如前触れもなく大きい方から「チャイロイエキタイ」を「モラシ」てしまったのは私です。

サンドイッチ屋のサブウェイのトイレに駆け込んで「処理」いたしましたが、あの時ほど、タイのトイレに下部を洗う用のシャワーがついていることに感謝した経験はありません。

薬局で薬を買い求めましょう

薬局に駆け込み薬剤師さん(タイの薬局の薬剤師さんはどこでも英語が話せますYO)から、おススメの薬を処方してもらいました。それまで、旅先で何かあっても日本から持参した薬を使っていた自分の行動を改め、「郷に入っては郷に従う」ことの大切さを強く実感した出来事でもありました。やはり現地の薬が一番効きます!!

ちなみに英語で下痢は、「 Diarrhea」 ダイアリアと呼びます。薬局で

I have terrible diarrhea. アイ・ハブ・テリボ・ダイアリア(ひどい下痢です)

といえばお薬を出してもらえます。

というわけで、下痢止めのイモディウムのご紹介です。

下痢に打ち勝つ三種の神器 その1 下痢止めイモディウム

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 写真左上が下痢止めイモディウム。タイ各地の薬局で売っています。6錠で49バーツと袋に書いてありますね。(日本円で170円くらい)英語で「 Imodium 」といいます。使用方法は袋の中に英語とタイ語で書かれています。

 

イモディウム Imodium

服用方法: 大人はまず最初に2錠服用。その後症状が治まらなければ6時間毎に1錠。但し1日に8錠以上は服用しないこと。服用してから48時間経っても症状が改善しない場合は医師に相談すること。12歳以下の子供と高齢者は絶対服用しないこと。

服用してはいけない場合:

・12歳以下の子供と高齢

・便に血が混ざっていたり、高熱がある場合

・腸が炎症を起こしている場合(潰瘍性大腸炎抗生物質摂取による偽膜性大腸炎など)

・便秘を避けるべき状態だと医師に言われている場合(例えば便秘や腹部膨満)

・ロペラミド塩酸塩やその他以下含有成分に一つでもアレルギー過敏症がある場合(この錠剤はラクトース、トウモロコシ澱粉、タルク、ステアリン酸マグネシウムを含有。カプセル自体は、酸化鉄系黄色顔料、インジゴチン、エリスロシン、二酸化チタン、ゼラチンを含有しています)

この下痢止めイモディウムは、東南アジア旅行者の間では極めてポピュラーな薬ですが、日本のサイトを読むと、強力下痢止めで、薬効が強すぎて危険などと書かれているものも見かけました。

しかしながら、アメリカでは、あの Johnson & Johnsonがイモディウムを販売していて一番ポピュラーな下痢止めですし、イギリスのスーパーやドラッグストアでも普通に処方箋なしで買える市販薬です。

とてもよく効くので、強力な下痢止めであることは間違いありません。

この薬のお陰で、生き恥をさらしたプーケットの街頭も、すぐに翌日から顔を隠さず歩けるようになりましたw 帰国便フライト前などトイレにこもり続けていられない緊急時などに、必需品です。今ではうちの薬箱の常備されています。

ただ、イモディウムを使うと下のオクチに完全に蓋をする状態になりますので、細菌性で何か悪いものを食べた=体の中から排除しなければ!という状態であれば、まずは菌を殺さなければいけませんよね。

そこで抗菌薬の出番です。

下痢に打ち勝つ三種の神器 その2 抗菌剤ノルフロキサシン(またはサノフロックス)

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写真右が抗菌剤ノルフロキサシン(別名サノフロックス)

写真の右側に写っているのが、抗菌剤Sanorflox 400mg錠剤です。写真はサノフロックスという名前ですが、ノルフロキサシンNorfloxacinと同じ薬です。これは細菌の感染症に有効な抗菌剤です。めちゃ効きます。私は下痢の症状が軽い場合、イモディウムを飲む前にまずこの抗菌剤を飲み、症状が改善されなければイモディウムを併用するようにしています。この薬を知ってからは、完全なる液状物を繁華街で噴火(糞化?)させてしまうような最悪の状況を迎える前に、症状を改善させることができるようになりました。日本ではバクシダール錠という名前で流通しているようです。

ノルフロキサシンまたはサノフロックス

服用方法:大人1日3回~4回服用。疾患や症状により適宜増減。

適応菌種:本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌大腸菌赤痢菌、サルモネラ属、チフス菌、パラチフス菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネ
ラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、コレラ菌腸炎ビブリオインフルエンザ菌緑膿菌、野兎病菌、カンピロバクター

適応症:表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、尿道炎、胆嚢炎、胆管炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフスコレラ、中耳炎、副鼻腔炎炭疽

 

人間の体のほとんどは水でできていますよね?下痢止めと抗菌剤だけでは、下痢で失った水分やミネラルを補うことはできません。そこでORS経口補水液の出番です。

下痢に打ち勝つ三種の神器 その3 経口補水液ORS

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左下がORS経口補水液です

ORSとは、英語でOral Rehydration Solutionといって、食塩やブドウ糖を水に溶かしてつくる経口補水液です。水分と電解質をすぐ補給できるように濃度を調整し、体内に吸収しやすいよう配合されています。下痢だけでなく、嘔吐や発熱などの脱水症状の緩和につかいます。飲む点滴といったところでしょうか。5個セットで20バーツ(70円くらい)で売っていました。

ORSパウダー ELECTROHOF 4.2g

成分:

Anhydrous glucose 3 g (無水ブドウ糖3グラム)

Sodium Chloride 0.53 g (塩化ナトリウム 0.53グラム)

Potassium Chloride 0.23 g (塩化カリウム0.23グラム)

Sodium Citrate Dihydrate 0.44 g(クエン酸三ナトリウム0.44グラム)

服用方法:150mlの水に溶かして飲む

正直とっても美味しいですw常夏のタイでは常に水分補給を怠らないほうがいいので、私は多めに買って、運動した後など疲れた時に飲んでいます。

 

検索してこのページにたどり着いた皆様、どうぞお大事にしてください!早く治ってタイを満喫できますように!