究極の美容クリームとして人気のヒルドイド軟膏を海外で入手する方法
海外で購入したヒルドイド軟膏
保険適用の保湿用の薬なのに、究極の美容クリームとして人気になり過ぎたため、政府が規制を検討しはじめたというヒルドイドソフト軟膏。
私は皮膚科にかかったとき乾燥肌防止に処方してもらって以来、ずっと愛用していたのですが、そんな頻繁に病院にお世話になることもないです。ヒルドイドではなく、ジェネリックのヘパリン類似物質クリームも処方してもらったことがありますが、イマイチ何かが違う。やっぱりヒルドイドの方が肌にしっくりくる。
日本ではヒルドイドソフト軟膏は薬として保険が適応になりますので、美容目的で転用されては保険代がかさんで困るというわけで、政府が規制を考えだしたそうです。そんなニュースが広まってから、皮膚科に行って「ヒルドイドソフトクリーム下さい」なんていうのも心苦しいですよね。そんな方には機会があれば海外で購入もおススメです。
日本は保険適用でクリームを処方してもらっても、薬代自体は安価ですが、処方箋をもらうための医療代は払わなくてはなりません。ところが、海外ではヒルドイドは処方箋なしでも購入できます。病院に行ってお医者様に見てもらうのではなく、薬局で普通に買えますので支払うのは薬のお値段だけです。結局海外で買った方が安いかもしれません。
タイで買うヒルドイド軟膏
こちらは通常のヒルドイドソフト軟膏と同じ配合のヒルドイド軟膏です。
ヒルドイド・クリーム40gの大きい方は、タイでどこの街でもよく見かけるドラッグストアチェーンFascinoで、値段は189バーツ(約660円)で買ったものです。20gの小さい方は、タイの田舎町の薬局で、値段は139バーツ(約486円)。日本で保険適用で買うより安いかも?
また、普通のヒルドイドより成分の強いヒルドイド・フォルテ・クリームも売っています。こちらはヒルドイド・クリームより若干値段が高く、小さな10gで130バーツ(455円)。写真の左から二番目の青い箱です。
上の写真はタイの薬局のガラスケースを写したものです。ちなみに左から、ニキビ跡を消すクリームのScagelの子ども用385バーツと大人用、真ん中は、ニキビ跡やニキビによる黒い跡などを消すクリームHiruscar Postacne320バーツと、傷跡やケロイドを治すクリームHiruscar580バーツ、そして左側がHirudoid creamとHirudoid Forte creamです。
こんなに安いと、もしかして偽物なのでは?アジア故に??と、疑いを持つ方もいらっしゃるかもしれません。タイで売られているヒルドイドクリームは、アユタヤにあるOLIC Limitedという会社がスイスのMedinovaという製薬会社のブランド向けに製造しています。実はこのタイの製薬製造会社、日本の富士製薬工業株式会社の子会社なんですよ。タイ国内最大の医薬品製造受託企業で、日・欧・米を含む世界の大手製薬企業の薬をつくっている会社です。日本で売られている薬も、実はこの会社で製造されているものもあるのです。
私は今までタイのいろいろな場所で何本もこのヒルドイドクリームを購入して使用してきましたが、問題があったことは一度もないです。こちらはタイのCM。タイでもヒルドイドと発音します。
こちらの同じはてなブログのブロガーMaonさんもご愛用とのことで、タイで大量にまとめ買いされていらっしゃいました。↓ やっぱりこの値段だと大量に買っちゃいますよね。
(ちなみにこちらのブログで↑↑レチンAのことが記載されていましたので、私の経験も記させていただきますと、注意点としてRetin-AやStieva-Aなどトレチノインは、開封後は冷蔵庫保管が望ましいのでタイで使い切る気でない限りタイでは開封しない方がいいことと、消費期限が短いので大きいものを買うより小さいチューブ複数買う方がいいことです!私の肌は意外と強い方なのですが私の場合はトレチノイン0.05%だと強すぎて0.025%に買い替えなければいけませんでした。)
香港で買うヒルドイドクリーム
こちらは香港で購入したヒルドイド・フォルテ・クリームです。
英語では、「Hirudoid Forte Cream」中国広東語では「特強 喜療妥 藥膏」と書きます。
こちらは日本で処方される普通のヒルドイドソフト軟膏より成分が強いので、少し値段がお高くなっています。大きめサイズの40g入りで、普通の路面にあった薬局で、お値段128香港ドルでした。(1香港ドル14円とすると、1792円)
こちらの濃度の高い方のフォルテクリームは、私は美容目的のほか、血流をよくするので、エコノミークラス症候群防止としてふくらはぎに塗ったり、痣が出来たときに早く治すために使います。もう歳をとってくると、若い頃には考えられないくらい簡単にちょっとの衝撃で痣ができるんですよね。香港など南国では私のようなBBAが短パンを履いても誰も白い目で見ないので、ここぞとばかりに履いてみるわけですが、せっかく露出した脚に、どこでできたのかすら記憶にない痣が、やけに目立つわけです。若作りしてみるけど隠すことができない歳を、御親切にその痣が曝け出してくれるという。で、そんな自然の摂理に闘う際の、心強い味方です。
東南アジアで一番大手のドラッグストアチェーンであるWatsonsのサイトを今確認したら、このヒルドイド・フォルテ・クリーム40gは、定価HK$141.90 のところ、今ならHK$119.80のセール価格だそうです(1香港ドル14円とすると、1680円)。
香港では普通のヒルドイド・クリームより、こちらの濃度の高いヒルドイド・フォルテ・クリームの方を強く売り込んでいて、血栓性静脈炎など血流をよくする薬としてCMも流れている市販薬です。
通常の濃度の、日本のヒルドイドソフト軟膏と同じ濃度のヒルドイド・クリームももちろん売っています。
英語では、「Hirudoid Cream」中国広東語では「喜療妥 藥膏」といいます。
40gですと、定価HK$111.80が今ならお値段HK$97.50(1香港ドル14円で、1365円)だそうです。
海外でしかも香港で薬を買うなんて、偽物が混ざっているのでは?など警戒される方もいらっしゃるかと思いますが、この香港で販売されているクリームも、スイスの製薬会社Medinovaのブランドで、ドイツの製造元Mobilat Produktions製のものを輸入しています。
イギリスで買うヒルドイドクリーム
イギリスでも普通の薬局に入って、処方箋なしで買うことができます。
田舎町の薬局でも普通に取り扱っていました。最初普通に「ヒルドイド・クリーム」くださいと言っていたら全く通じず、仕方ないので携帯に「Hirudoid Cream」と打ち込んで画面をみせたところ、「おー、いえす、ハイルドイド・クリーム!」といって奥から出してきてくれました。日本語で言うヒエラルキーが実はドイツ語由来で、英語ではハイラ―キーと発音するのと同様に、ヒルドイドは、イギリス英語ではハイルドイドと発音するようです。カタカナ外来語を英語だと信じ込むのは危険ですね。あるオーストラリア人は確か「ヘルドイド」とヒルドイドに近い発音で呼んでいた気もするのですが。地域や人によって発音が2種類あるかもしれないので、要注意。白地の箱に、細い赤ラインが入った箱に入っています。
私の記憶では、値段は1500円くらいで買った気がしますが、イギリスのこちら↑のサイトだと50gで5.99ポンド(1000円弱)で売られていますね。
台湾で買うヒルドイド・クリーム
台湾のドラッグストアでは白地に青い箱のヒルドイドの無色透明のジェルが売られていて「喜療瘀 凝膠」といいます。台湾でも香港と同様に血流をよくして痣を消すための薬としてジェルの方が人気のようです。
ドラッグストアではなく、ちゃんとした処方箋薬局に行けば、普通のヒルドイド・クリームが手に入ります。
台湾で通常のヒルドイドクリームは「喜療瘀 乳膏」シーリィァォユー ルーガオ(xǐ liáo yū rǔ gāo)といいます。40gの大きいほうが290台湾ドル(
1200円弱)でした。
そもそもヒルドイド軟膏が売っていなかったor薬局で買えなかった国
韓国の薬局をいくつか回りましたが、どこも聞いたことがない、韓国にはない薬だと言われました。
フランスの薬局でも聞いて調べてもらいましたが、少なくともヒルドイドという名前ではフランスでは売っていないそうです。
日本で処方されるローションタイプのヒルドイドローションは、少なくとも私は海外で一度も見かけませんでした。